こんにちは、やずや式少数盛栄塾で編集長をしております妹尾満隆(せのおみちたか)です。

このブログでは、インバウンド、アウトバウンドマーケティングの違いと、それぞれの特徴、メリット、デメリットについて解説をしていきますね。

インバウンドってよく聞くけどどういう意味?

そもそも、インバウンドは「INBOUND」とつづる英単語です。その意味は「入ってくる、到着する 」になります。

「インバウンド客を取り込む」などニュースでよく聞くようになったこの頃ですが、ニュースで聞くインバウンド客というのは外国人観光者のことを言います。

ここでのインバウンドや、アウトバウンドというワードは主に、ビジネス上のワードとして捉えるようにしてください。

インバウンドマーケティングとは

インバウンドマーケティングとは、顧客側が自分で調べて『自社サイト、自社のSNS、自社のYoutube』などに入ってくるマーケティング手法のことを言います。

インバウンドの手法はプル型『引き込み型』と言われ、基本的には「待ち」の状態になります。

ただし、ただ単に顧客が自社のサイトを探してくれるのを待つのではなく、しっかりとした情報コンテンツを準備し、検索した顧客に対して、有益な情報を準備した状態で待つということです。

主導権は顧客側にあり、顧客が自分で情報を選び、自分で良いか悪いかを判断する為、顧客があなたの会社やあなたの会社の情報が有益だと感じることが出来れば、あなたの会社のファンになり、次のステップに進む確率(購入など)が高くなります。

アウトバウンドマーケティングとは

アウトバウンドマーケティングとは、会社(売り手)側から商品やサービスなどを売り込むことを言います。

こちらはプッシュ型『押し込み型』と言われ、「攻める」スタイルのマーケティングになります。

例えば、テレビCM、ラジオ、電車の吊り革、新聞の紙面、新聞折込、ネットの広告、展示会、等々売り手側がアクションを起こし、顧客を動かそうとするマーケティング手法になります。

それぞれのメリットデメリットを見てみよう

それぞれのマーケティング手法の特徴を理解することによって、より幅を持ったビジネスを展開して行くことが出来ます。

自社の現状を見ながら、考えて見てください。

インバウンドマーケティングのメリット

基本的に、お金はかかりません。

「無料の広告」と認識してもらうと分かりやすいと思います。

ブログを書くのも時間があれば書けますし、YoutubeもFacebookもインスタもツイッターも、全部時間があれば投稿出来ます。

かといって、誰からも検索されないかというとそうではなく、良いコンテンツさえ作ることが出来れば、ターゲットとなる顧客に発見されますし、そこからアクションを起こして貰えます。

また、基本的にはウェブ上に残り続けるので、1度作ったものが無駄にならないというのもメリットです。

インバウンドマーケティングのデメリット

お金がかからないけれど、成果が出るのに凄く時間がかかります。

基本的にそれらのコンテンツは1個作ったら終わりではなく、継続して作っていかないといけないので、まず構築に時間がかなりかかります。

そこから検索で引っかかるようになるまでに、また時間がかかるので長期的展望で備える必要があります。

また、コンテンツを作る担当者がいなくなってしまうと、進まなくなってしまいます。

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アウトバウンドマーケティングのメリット

広告を使ったマーケティング手法なので、成功も失敗も成果が出るのが早いので改善を高速で行っていくことが出来ます。

そもそも、大手ではない限り、世間での自社商品の認知率は0%なので、中小企業でも魅力的な商品やサービスであるならば、認知から購入までをスムーズに進めることが出来ます。

アウトバウンドマーケティングのデメリット

当たり前の話ですが、広告を終了したら集客が出来なくなってしまいます。

また、広告には当然お金がかかるのでその広告費を準備出来るのか、どれくらいの広告費が必要なのか、を考えなければなりません。

大事なポイントは「広告費に対して商品の売れ行きはどうなのか」などをチェックしておかないと赤字になってしまいます。

結局どっちが良いのでしょうか?

それぞれのメリット、デメリットを解説しましたが結局どっちの方法が良いのでしょうか。

と疑問が出てきそうなので、そこも解説します。

答えは「両方進める」ということです。

例えば、広告を出してもその遷移先が情報不足で信頼性に欠ける状態であれば、顧客は購入までしてくれません。

かといって、商品を販売することが本来の目的なのに商品が売れないまま、ブログを書いたり写真をアップしたりしても、それを見つけてくれる人が現れるまでに長い時間がかかります。

ですので、順番としてはまずある程度、自社がどのような会社なのかが分かるまでコンテンツで形にして、そこから広告を出していくことによって、顧客も安心して商品やサービスを購入しやすくなります。

どちらか片方に傾倒してしまうと、それぞれのデメリットを主張してしまうことになるのです。

どちらのマーケティング手法も一長一短がありますので、お互いがお互いを補う形でマーケティングをしていくことが、理想的であると言えますよね。

若年層はどこからの情報を信じるのか

今の若い顧客は、そもそも広告をあまり信じません。

購買の流れも、認知→気になるものは検証・リサーチ→口コミのチェック→購入という流れになってます。

(このリサーチの部分が、会社名などで検索されて安心出来る会社なのかをチェックする項目になります)

ですので、ツイッターやインスタなどの、第3者の意見を一番参考にしています。

ということは、若い層をターゲットにしてる自社は、インバウンドマーケティングに力を入れるべきでは!?

と考えがちなのですが、先ほども説明した通りまずは広告がないと認知されませんので、難しいところではありますがそれらのSNSをメインにコンテンツをアップしながら、そのプラットフォームに広告を出すのが理想的ではないでしょうか。

まとめ

業界、業種によってマーケティング手法は様々でありこれが正解です、というのはありません。

インバウンド、アウトバウンドの特徴を理解し、自社の場合だったら、どのように認知から購入までの導線を作れば良いのか。

というように、売り上げを向上させる考える1つのマーケティング手法だと捉えると、様々な戦略が出て来るかもしれませんね。