こんにちは、やずや式少数盛栄塾で編集長をしております妹尾満隆(せのおみちたか)です。
今日は代99代目内閣総理大臣になった、菅義偉さんが社会に与える影響についてPEST分析の視点から解説していこうと思います。
内閣総理大臣が阿部さんから菅羲偉さん(菅さんで統一します)に変わることで、変化があるのかどうか、というのはしっかり見ておかないといけない部分ではありますが、私の予想では恐らく大きな変化はないと思われます。
それは、ご自身がおっしゃる通り安倍政権の政策の継承と前進を打ち出しているからです。
ですので、PEST分析の政治の面では大きな変化はないと考えられます。
ただしこれはまだ菅さんの政権がスタートしたばかりなので、この先どう動くかは何とも言えないでしょう。
政治家が変わると、経済、社会、技術も変わります。
そのことについては、こちらのPEST分析の記事で解説してますのでご確認ください。
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菅さんが一番気にかけてるのは、どうやら日本のIT化の遅れのようです。
携帯電話代が海外と比べて高すぎる、などの発言から分かるようにITに力を入れようとしてると思われます。
物作りではまだまだ世界的に見ても最強の日本なのですが、ネット関係の話になるとお世辞にも先進国の中でも下の方でしょう。
給付金の支給の際には、ネットでやるより窓口でやったほうが早く受け取れた、など既存のテクノロジーを使いこなすことが出来てないことに不満を持っているようです。
その気持ちを反映するように、菅さんは『デジタル庁』を新しく作ると言っており実際にそれもスタートしています。
このように菅さんは、ITの利便性や効率性の向上のためにインフラを整えようとしてくれています。
しかし、これは簡単ではありません。
実は阿部政権の時には、2013年に5年以内に世界最先端のIT国家になる、という目標を掲げていました。
当時は世間ではあまり、話題にもなってませんでしたのでこのような目標が発表されたことがあるのを知ってる人も少ないと思いますが、2020年9月現在の状況は周知の事実です。
菅さんは阿部さんの側にいて、その目標を達成させることの難しさを誰よりも理解しているはずです。
それをもう一度今回のように、声をあげて実行するとおっしゃってるので私の予想では一度失敗してる分、今回の政策は上手くいくのではないかと思っています。
ただし、PEST分析の視点から見るとIT系の会社は依然として国からのバックアップを受けやすく成長しやすい産業だと言えるでしょう。
新しい金融センターを大阪か福岡に作ろう!
と言ったのは、官房長官時代の菅さんです。
コロナ禍で一極集中を防ぎ、地方に金融センターを作るというのは実現するしないに関わらず、英断だと言えるでしょう。
そもそも今までは、全てが東京に一極集中しており災害の観点から見ても、分散させた方がいいと言われていました。
会社が東京だけでなく、地方にも出来ればそこには雇用が生まれその場所は活性化します。
地方創生に関しての政策は出ていませんが、菅さんは金融センターの件から分かる通り恐らく一極集中から分散にシフトしようと考えてるのではないでしょうか。
コロナ禍の状況に置いて、私たちは多くの物を失ったような実感がありますがそれと同じくらい、新しい価値観が芽生えたのではないでしょうか。
コロナがなかったら日本のIT化も地方創生も、もっと遅れてたかもしれません。
菅さんは一番大事な部分を抑え、それを実行に移すことが出来る総理大臣だと思います。
政権が変わりましたが、今現在で言えるPEST分析はこのような流れだと私は考えております。
少しでも参考にして頂けると嬉しいです。